始めるならここに注意!
素人の私がなんにも知らずに海外投資を始めたらこんな事になっちゃったから、投資を始めたい人はまずはこんなことを知っておいて!の意味を込めて書いています。
なので、特定の何かをオススメしたり、否定する気はありません。また、私個人の意見であり、参考までにご覧ください。
私はお金や投資のプロではありませんのでそれらの具体的な詳しい話は専門の方にお話を聞いてください。
やるなら徹底したリスクの洗出しを!
もうこれに尽きるように思います。
投資をする以上避けては通れないです。リスクをあらかじめ予測できないなら、やらない方が良い!
やってみて、結果としてうまくいかなくても、勉強代として捉えるか、紹介者や決めた自分を恨むかは人それぞれですが
選んで決めるのは自分自身であり、進められた物を鵜のみにして決めるのは、この情報が溢れた時代にはナンセンスじゃないかなと思うのです。
結局、投資もビジネスもタイミングと決断力が大事ですが
いかにそのタイミングを見極められる自分のセンスを磨くか、信頼できる情報を持っておくか、それが必要不可欠です。
そもそも海外投資って?
私の経験談になりますが、私がやっていたのは長期積立保険でした。
…と書くと、あたかもちゃんと理解しているようですが、全く理解はしてなくて、
とりあえず毎月一定額を引落される長期積立
くらいしかわかっていませんでした。ま、ほとんどわかってない、が正しいと思います。
知り合いに勧められて、何回か有料のお金のセミナーに参加し、海外投資を含めた投資の話を、ほんのちょこっとかじった程度に学びました。
そこから、
海外投資ってそんなに怖くも難しくもないものなんだな。
と思い
手取り月収17万前後、年収200万ちょいのアラサー女子が手を出してみたのでした。
リスクが高いとか低いとか以前の話
私がやった海外投資は最低200ドルから始められるものではありましたが、紹介者のすすめで月々500ドルで始めました。そして2年間は設定金額を下げることはできないという条件が付いていたと記憶しています。
始めた最初の頃は超円高だったので(1ドル80円台だった時代)、月々500ドルの積立でも日本円で4万円ちょいくらいでした。
毎月一定額を積み立てることで、リスクも減るというなんだかの法則があって(記憶があやふやで)
とりあえずまじめにコツコツ積み立てしていました。
が、毎月手元に残るのは12万円前後で、その時は自分のお給料からの家賃の支払いがなかったのが救いでしたが、普通の生活してたらやってられない残金で過ごしてました。
途中、実母が亡くなったり、自分が離婚したりと、経済状況がだいぶ大きく変化し、毎月500ドルがどんどん厳しくなってしまったので
というか、最初から厳しかったんですが(-_-;)
2年経てば毎月の積み立て額を減らせる、ということで開始から2年後に200ドルまで下げて。
なんとかやりくりしていましたが、
妊娠→出産→育休となり、無謀にも大した貯金もできていなかったので
海外投資とか言ってらんねー!
という事態に陥り、1年間の休止を決めました。
で、1年後、子供1歳。バツイチ未婚のシングルマザーとなり、あれこれともろもろの事情も相成って自己破産直前までなってしまったりして(結局しなくて済みましたが)
もう海外投資とか無理なんですけど。
という状態になり、解約の手続きを進めました。
最初に手続きをしてくれた日本人の仲介者は、あれこれ理由をつけて、一切対応してくれなかったので、直接保険会社の担当者とメールでしかも英語で(!)やりとりをし
なんとか解約することができました。
ちなみに、ドルでの積立だったので正確な金額は忘れましたが
- 500ドル×2年(24ヶ月)=12000ドル
- 200ドル×1年(12ヶ月)=2400ドル
計14400ドル ざっくり1ドル100円で計算すると日本円で144万円程積立して
解約後、返金された金額は日本円でおよそ10万円くらいでした。
長期積み立ての最重要注意ポイント
積立期間内に、自分の経済状況が良くも悪くも変わる可能性があるし、女性の場合は、結婚・妊娠・出産・離婚など、ライフイベント的に働けなくなる時期が重なることが多いので、始めるタイミングは慎重に吟味する必要があります。
男性ももちろん同じなのですが、ライフイベントによって働ける状態が、あるのか・ないのかの差は大きいです。
私がやっていた商品の積み立て期間が25年間だったので
・25歳で始めて50歳まで
・30歳で始めて55歳まで
・20歳で始めて45歳まで
何も変わらないなんて、あり得ないですよね。
宇宙の常は変わることなのに、自分だけ何も変化しないなんて、ないです。
わからないことが、わからない
例えば、25年後をイメージしてみてください。
…………。
しました?
どんな未来を想像しましたか?
いい感じの未来?はたまた不安だらけの未来??
どんな未来を想像したかは人の数だけありますが、全て今考えられる憶測ですよね。
さらには予定というより、願望の方が近いはずです。
こうなったらいいな
こうなっていて欲しいな。
またはこんなんになってたら困るな。とか。
全然問題ないです。
だって、未来はどうなるかわからないし、夢が溢れようと、幻滅しようと、なってみなけりゃ現実はわかりません。
じゃあなんで長期積み立てをやるのか。
それは、将来の老後の安心を、今買っておくイメージではないでしょうか。
頭の中で、もやもや悩み続けるより、そこに対する打開策があれば、今をより良く生きられる人もいると思います。
ただ、先程も書いた通り
どうなるかわからない未来のために、無理を続けるのでは、継続はできません。また、今を犠牲にすることは、未来にある”今”もきっと犠牲にすることになります。
人間の行動や考え方ってそうそう変わらないですからね…。
お金に余裕があって、例えば毎月500ドルが湯水のように溢れてくる人は別かもしれませんが
そうでないなら、自分の中で万が一の事態があっても投資を続けられる金額を設定することです。
多くの長期投資をおすすめしてくる人は
「将来を見据えて、安心できる未来に投資をする」とか
「今始めれば、何年後にいくらになって、これだけプラスになりますよ!」
「途中で支払いの休止も解約もできますから!」
なんて、言葉巧みに旨味ばかり説明します。
そんな中でもいかに冷静に最悪のシナリオを想像できるか。
で、それでも続けられる経済的体力は自分にあるのか。
その辺りをきちんと明確にしておかないと、私のように大きな損失につながりかねません。
確認しておきたいポイント
今のまま、もしくはさらに状況が悪化したとしても、それを続けることができるのか?
を一つの基準として持ちながらも
- 積立中に解約する方法は?
- 減額する時はどうすればいい?
- 対応は誰がやってくれるのか?
- もし途中で自分が死んだら?
- 投資している会社が破綻したら??などなど
予測しておきたいシナリオは実はたくさんあります。
多くの人は未来を考えると、期待も入るので”自動的に収入が増えてる見込み”をしがちです。
特に投資を始めようと考えている方は向上心も強いと思うので、
今はそんなに手元になくても稼げるようになればきっと!
といった様に考えがちなので、尚更注意が必要です。(もれなく私もその1人ですが笑)
うまい話は冷静に考える
そもそも、一庶民である私たちにそんなおいしい話はそうそうないと思うことです。
基本的に投資家さんたちはお金を生み出す元本の額が違うし、本当においしい話は私たちのような一般人には回ってこない。
そう思っていたほうが賢明です。
あなたがもし、今後、事業や相続などで莫大な資産を築けたとしたら、話は別かもしれませんが
大口の投資ができない人を相手にするってことは、そこに何かしら理由やカラクリがあるはずです。
都合の良いコマや仲介者の利益のための餌食にならないためにも、やるならリスクを含めて具体的に話を聞き、自分が人に説明できるくらいにまで理解できて納得したらにしましょう。
まとめると
海外投資に限らずですが、長期の積立をするときには
- 現状考えられる最悪のシナリオを考える
- メリット・デメリット、考えられるリスクまで想定できるか
- 収入が無くなっても継続できる投資設計になっているか
- 紹介者はどこまで何をしてくれるのか
といったことを始める前に明確にしてくこと。
やってみてわかること、学べることも多いので、全部やめた方が良いとは思いません。
ただ、ある程度のリスクを想定できない、そこまで考えられられないのであれば、海外投資に限らず、投資ってものに手を出しては痛い目を見るだけです。
最後に
金持ち父さんシリーズで4つのクワドラントをご存じの方は多いかと思いますが
- E→Employee(従業員・サラリーマン)
- S→Self-employed(自営業)
- B→Business-owner(ビジネスオーナー)
- I→Investor(投資家)
傾向として、E→Employee(従業員・サラリーマン)やS→Self-employed(自営業)から
B→Business-owner(ビジネスオーナー)やI→Investor(投資家)になることでお金を生みだす労力と時間が大きく変わると言われていますが
決して、雇用される側(従業員)や自営業がダメで、ビジネスオーナーや投資家が良い、というわけではありません。
それぞれに向き不向きがあり、向かない人が向かないクワドラントにいることが最大の悲劇です。
そもそも、生きるために何がやりたくて、何に幸せを感じて、そのためにどうしていきたいのか
そういった事を明確にしていかないと、お金を稼ぐ事や設ける事に目が眩んで、気づけば信用もなければ、家族も友達もいない、なんて事になりかねません。
あなたが望む人生設計に投資って本当に必要なのか。
そんな事も含めて、しっかり自分に向き合って、あなたの今思う答えを持っておく必要があります。
その答えはいつ変わってもいいので、今自分が求める物を明確にする・考えるきっかけにしてみてください。